ゆるゆる物書きのセルフ反省房

ひょんな事から物書きを始めてみたよじかむという人が、七転八倒する日々を綴るブログ

脳内麻薬が中ジョッキなみなみになるやつですやん。

女子がグッとくる男子の仕草の上位に絶対「ネクタイを緩める」が入ってるんですが、全く意味が分からない勢です。

女子を自称するのがアイタタタの年頃なのでわからないままでいいのかもしれませんが。

 

完全に仕上がってる朝の身支度完了の瞬間が至高では?

つまり朝ラッシュは宝物庫である(?)

 

だいぶ昔にスーツのサイドベンツの部分が華麗に翻り、どう考えてもそのぶっ飛んだ黄緑、ポールスミスですねわかります。みたいな裏地を民衆に見せつけながら階段を颯爽と駆け上がっていくスーツ男子(表地はブラウン)を見かけました。

記憶の中でまだ鮮明ですあの黄緑。

 

手鏡を使ってでも某制服かわいい女子高のスカートを覗きたかった元とくダネコメンテーターの気持ちがちょっとわかるような気さえします。

くしくもスーツ男子を見かけたのは品川駅です……(※逮捕駅)

しないですけどね。

ラッキースケベはね、与えられるものです。

ぶんどりにいくのは風情がない。

 

スーツはそっと遠くから愛でるものである。

そんな私が愛してやまないスーツのスーツによるスーツのための映画のような気がする

 

キングスマン ファースト・エージェント

キングスマン ファースト・エージェント

※だいじなことなのでにかいいう。

 

みたよという日記。ネタバレがあります。


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2021年製作/131分/制作 アメリ

 

現代を舞台に今っぽさとクラシカルみを絶妙なバランスで組み合わせて出来上がったスタイリッシュハイテンションスパイアクションだった一作目(キングスマン)、二作目(キングスマン ゴールデンサークル)とうって変わって三作目の舞台は遡って1914年から、スパイ組織であるキングスマンの設立までを追うストーリとなっております。

 

第一次世界大戦が悪の組織によって仕組まれたものである、という設定でお話が展開しまして、これ以上戦火を拡大させないためにレイフ・ファインズ演じるオックスフォード公爵らを筆頭に色んな人たちが暗躍したり活躍したりすんよ!という流れ。

ハリー・ポッターではヴォルデモート卿として英国を恐怖のずんどこに陥れアバタケタブラ君さしたりしていたのに今回は英国を救ったり色んな色に染まらないといけなくて俳優さんって忙しいですなあ。

 

131分なんですが中だるみはなかった(体感)

二作目ほどとっちらかってもなかった。

でも相変わらず勧める人は選ぶ。


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三作目にして初めてパンフレット買えたのですが紙質しゅっごい。

吸い付くようななめらかさってこういうことかっていう。

そして開けた瞬間インクのかほり。

しゅっごい。

思わず一作目のBDと並べて撮っちゃう。

しゅき。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてネタバレに入る。

結構がっつりネタバレ入る。

オタク検定9級くらいの知識浅めでうるせーミーハーオタクなので浅い感想になると思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正統派英国紳士。

前作前々作であんまり出てきたイメージがないのですが、きっつい英国式ジョークみたいのをかましていました。罵られたい。

違いが明確にわかるわけではないんですがキングスイングリッシュしゅき。

わかると訛りを演じてるとかそういうこともわかるんだろうな楽しそうと思うのですが、なにせアメリカ人のおっさんがたのしげに話してくれたコーラとペプシに関する小話がわからなかった人間なので無理ぽ。そういう時はアメドラの子っぽく目を見ながら笑顔でうんうん頷いてるとどうにかなります。

 

靴下ガーター万歳!!!!!

昔は靴下がずり落ちないように装着するそういうものがあったらしいというのはなぜか知っていたのですが、そこまで作っちゃうの!?と歓喜しました。

劇場内だったのでもちろん大人しくよろこびました。

フェティシズム極まれり。

 

志村後ろ後ろ後ろ。

今回対峙して退治する悪の組織の構成メンバーはマタ・ハリですとかエリック・ヤン・ハヌンセンなる人やら実在の人物も混ざっていたりするのですがその中で一番の大物がロシアの怪僧、みんな大好きグリゴリー・ラスプーチンさんです。

今作ではロシアの皇帝、ニコライ二世を心酔させ思うがままに操っているのが厄介なのでとりまこいつ潰そ。っていう流れになるのですが手段が毒殺という。

ロシアのパーティーに潜入して仲良くなって(意味深)アーモンドがいっぱい入ったパイに青酸カリを入れて食べさせるっていう。

 

ラスプーチンに毒耐性あるのはオタク検定10級相当の一般教養では……。

とか思ったけど登場人物たちはその時代を生きている訳なので知らない。

もどかしい。

 

そして青酸カリはすっげえまずいから致死量を口に入れて飲み下せないというのもどっかで読んだ気がするのでああああ~志村~ってハラハラしていたのですがラスプーチンパイ完食。

ウォトカで味蕾やられたんかワレェ(漫画太郎ハマタのかんじ)

 

パイの食べ方がまあまあスイカを食べる志村でした。

お前も志村か。

 

しばらくしてスタイリッシュマーライオンしていたので事なきをえていたラスプーチン

かーっこいいー(棒読み)

しかしラスプーチンが真にかっこいいのはそのあとの戦闘シーンでありました。

 

パーティー会場はものっそいお屋敷なので内装も豪奢なんですが、そこで繰り広げられるにふさわしいこってりアクション。

ボリショイの上にボリショイを盛ったてんこ盛りブラボー(※ブログ主はニュアンスで生きています)みたいな。

 

お前黒鳥かよってくらいすんごい回転しながら繰り広げられる殺陣にチャイコフスキーどーん!

コサックみバーン!

裾の長い衣装なので回ると映える映える。

貧弱な語彙ではこれが限界です。

そのシーンの大部分公式が上げてるっていう。


www.youtube.com


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見せていいのこれ!?

劇場で初めて見た方がよくね!?

わたしは劇場で初めてでよかったです。

やべー音がやばかった。

一作目のハリーの教会大虐殺に並ぶかっこよさである。

よき。

 

執事は健康によい。

上の動画でラスプーチン相手に健闘しているのはオックスフォード公爵家の執事、ショーラです。

一癖ある使用人萌え勢にはたまらないキャラクターとなっております。

黒人さんてボブ・サップみたいに骨からがっしり系と豹みたいな人に大きく分かれているイメージなんですが後者です。

制作側の魅せ方撮り方が上手いに加えてこの人すごい動けるんだろうなあの感じがすごい。

そしてオックスフォード公爵に敬意はあるもののどことなく気安い関係性がとてもよい。

有能すぎずおとぼけすぎず絶妙によい。

 

メイドしゃんは万病に効く。

公式的には女執事と表記されていますが服はメイドさんっぽく、まだ男女差別とかあったんだろうから対外的にはメイドさんなんじゃないかとそんなオックスフォード公爵家メイドさんが出てくる。ポリーちゃんである。

黒髪の知的な気立てのよい料理上手なきれいなメイドさんである。

更に暗号解読ができて射撃もうまいメイドさんである。

主人公たちが敵対組織の動向をつかめるのは貴人のそばには絶対控えている使用人たちを情報源にしているからなのであるが、そのとりまとめやくもやってるメイドさんである。

ちょっとおおざっぱなところもあるメイドさんである。

好きにならずにいらいでか。

そして妻を亡くした公爵に想いを寄せている。

萌えの設定積むのうますぎない……?

その力、ちょっとスウェーデン王女にも割いてあげればよかったのに……。

 

惜しむらくはまぶたにちゅーくらいが控えめでよいんじゃないですかね。

いやでもマナーを身に着けてひた隠しにしていた、労働階級出身ゆえの育ちの悪さ部分が感情の高まりによってうっかり出ちゃったのかもそれはそれでえもいな。

マジヤク中ビッチ王女に分けて差し上げてその萌え。

エプロンのリボンが小さめなのも大変結構なお点前でした。

そして初代ガラハッドになる。しゅき。

 

そういうことするタイプっすよね知ってた知ってた。

メインキャラクターです!っていう顔で並んで宣伝してるオックスフォード公の一人息子のコンラッドが中盤でお亡くなりに。

ううーこの人でなし知ってる知ってる。

痛快の痛がいつも結構えぐるように効くけど今回はちょっときつかった。

そりゃそうなるよね、そして必要よね。

でもしんどい。

いいとこの坊ちゃんの仕立服……いいとこの坊ちゃんの髪型……いいとこの坊ちゃんしか乗れないバイク……夜会服……愛情いっぱいに育てられたんだろうなっていうキラキラした正義感と利発さやさしさ……。

坊ちゃん……!

マーリンの時みたいな「てめーやりやがったな」みたいな気持ちがわかずただただ坊ちゃん……

 

晩餐出来るくらいの長机と剣があったら上で打ち合っちゃうのは紳士の本能。

終盤、公爵とショーラが敵のアジトに乗り込むんですがそこにほどよいテーブルがあるのです。

期待が確信に変わった時にガッツポーズですよね。

なぜ人はテーブルの上で戦うさまに心ときめいてきまうのでしょうか。とてもすき。

 

怒られないの?

怒られないのかそれは?

スピンオフ作品なんですがこの続編の制作も決定しているらしく次回作の引きのシーンが。

生き残ったエリック・ヤン・ハヌンセン(単眼鏡はほんとうに罪深い)が組織に新たなるメンバーを招き入れていたのですが、それが欧州では全体的に名前を呼んではいけないあの人扱いになっている髭でした。

 

大丈夫なの……?

扱い大丈夫なの……?

フルボッコにすれば怒られないの……?

 

ラスプーチンばりに大立ち回りしたらちょっとかっこいい気がするんですが、見せ場を作ると怒られそうな気もするじゃないですか……

 

この衣装スタッフが作るあの軍服どう考えてもどえりゃー格好良くなる気がするけど賛美に見えると怒られそう

撮影中止企画立ち消えは避けて欲しいな~と思いつつ次回作を待ちます。

 

とりあえず次はキングスマン3がクランクインするらしいので楽しみです。

 

せっかくなので仕立て屋の設定を活かして潜入捜査で仕立て屋のフリすればいいのに。

裁ち鋏が分解できてナイフになったらいいじゃん。

ボッコボコにしたあと

 

「再度申し上げますが、仮縫い中はできるだけ動かないで下さいね」

 

みたいな台詞聞きたいけどあの監督大味だからそういう事しない絶対。

くそう。

でもしゅき……!

くそう。