ゆるゆる物書きのセルフ反省房

ひょんな事から物書きを始めてみたよじかむという人が、七転八倒する日々を綴るブログ

胸につけてる流星ってカラータイマーと変身前のバッジどっち

ジェットで敵を討ったとこも見た覚えがない……

小学校就学前に見たことしかないんすよ……

ダダとジャミラと小学生の書いた絵の怪獣と地底人の話はなんとなく覚えている……ピグモンは二度死ぬ……

 

 

サンシャイン水族館で生まれて初めてマンボウを見て

数多いる魚の中でマンボウだけ水槽の内側にビニールが貼ってあってなんなんだこいつは。

って思った日の帰りのエレベーターが途中階で開いて、丁度ウルトラマンフェスみたいのがその階でやってたのでそのまま参加したんですが、やっぱウルトラマンより断然バルタン星人の顔(?)が好き……♡

って確信した裏切り者がシン・ウルトラマンを見た感想の日記であるであります。

ネタバレもあるますが何の参考にもならない感じの感想になる(確信)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■上映前にウルトラQのにゅーんてやつみたいのがにゅーんて。

すきです。古色めいた感じにしてるのもすき。

 

■そこは動かせない。

ストーリーは勿論地球に突如現れた怪獣を突如現れたウルトラマンがやっつけてくれるやつです。

 

■ガワがいいんよ……

ウルトラマンの……生皮……(うまい言い方が思いつかない)

最近のウルトラマンシリーズのウルトラマンってデザインが今風+フィットした素材な感じなのですが、今作のウルトラマンはいくぶん地厚な……昔ながらの風合いなのとてもよい。顔も変にスタイリッシュにいじったりしてないのがよい。

怪獣(作中では禍威獣表記)も地厚でちょっともこっとしている感じがでていてのすたるじっく。

 

■戦闘シーンで全国各地でおじさん2、30人くらい脳の血管切れてこっそり運ばれてると思う。

最近めっきり特撮見てないけどジオラマがぶっ壊れるの大好き侍なのでハアハアしました。

ウルトラマンの必殺技のスペシウム光線が変なCGのすっげえ光線じゃなくて昔ながらの……描いたね……みたいな感じの光線で音もそんなにいじってないやつ(たぶんここで沢山のおじさんが死んだ)。

あの丸いにせアイスラッガーみたいなみたいな技はなんなんだ……(きっと名前がある)

 

全部で5回くらい戦闘シーンがあるのですが、最初の2戦は原作リスペクトののどかな郊外で、あとは最新技術とオリジナル要素を盛り込んで市街戦とかなんですが、現代が舞台なのでウルトラマンよりはるかに大きいビルがけっこうあるのが「おおっ」ってなりました。映えるけどちょっとせつない。

ウルトラマンがビルに当たらないようにうまいこと飛ぶさまがよい。

ツダケン戦の劇伴、好きです。

 

■人類も頑張ってる。

ウルトラマンが来る前にすでに地球には何体か怪獣が襲来しており、それは日本の各部門のやり手で構成された禍特隊(禍威獣特設対策室)がなんとか鎮圧してきたのであるが今回ちょっとめんどくさいの来たな……ってところに都合よくウルトラマンが来たーという設定なので人類が完全なお荷物ではないのがよい。

でも「あいつなんかやばいビーム出す(うろ覚え)」とか雑なのいとしい。

場をかき回すヘイト役がほぼいないといっていいので万事滞りなく進む。

ピンチをひっくり返すときも力業じゃないのがいい。

それでいて「作戦で使用した火器の請求書は禍特隊じゃなくて防衛庁に回しといて」みたいなちょっとくすっとするところがあるのがよい。

内閣とかあれだけどしゃーないよねっていう。竹野内豊がよい。

西島秀俊Panasonicをしっかりうつしたのはわざとなの。

 

堀北真希香取慎吾にガンガン行けるだけのことはあるなって。

ウルトラマンシリーズにはメフィラス星人というのが度々出てるらしいのですが、今回は人型を取っていて演じるのは山本耕史

地球がけっこう気に入っているらしくブランコぐんぐんこぐ、いい感じのスーツを着る、名刺を作っちゃう、総理大臣が着席するまでこうべを垂れちゃう、四字熟語を愛用しちゃう、長澤まさみに謝っちゃう、居酒屋で飲んじゃう、ウルトラマンに割り勘を強いるとやりたい放題やっていらっしゃいました。

なんかこうすごいキャラだったのですが、脚本とか演出が巧み+山本耕史だからこそのこの濃さみたいのあるなって……

変態性と狂気度がなんかあいつすげえ高え。

 

■シメゼットン そりゃそうだろうが ぶちあがる(字余り)

無印ウルトラマンは最後、ゼットンという最強の怪獣と戦うのですが今回もラスボスはゼットンでした。

ただ怪獣ではなく地球をぶっ壊す惑星破壊兵器(つよいので太陽系もろとも吹っ飛ぶけどまあしゃーない)という設定で、でもゼットンっぽいデザインのメカ……宇宙に浮かんでる……

正直好き……。

最後は特撮好きのアニメ畑の人じゃないと思いつかないような演出で大好き。

 

原作を踏襲してウルトラマンは宇宙戦で一度負け、大気圏に突入し姿を保てなくなって海に落ちて国内の病院に搬送されたんですが、地球に落ちてくところではすでに意識なさそうだったのにちゃんと排他的経済水域に落ちたのかな……偉くね……?

 

いや……

だって……

各国が……

ウルトラマンを狙っているという設定だったので……

 

なんか合衆国とかが汚い手を使って空中で捕獲したりしそうじゃないすか。

たぶん海上保安庁海上自衛隊ががんばった。

 

■尺が足りねえ

ゴジラ(映画)→シン・ゴジラ(映画)

ウルトラマン(TVシリーズ)→シン・ウルトラマン(映画)

 

ウルトラマン登場→ちょっと登場時にうっかり地球人(斎藤工)殺しちゃったので助けがてら融合する→活躍→ばれる→映画らしい見せ場を作る→地球好きだからウルトラマンの命を殺しちゃった斎藤工を生き返らせるのに使うお!

 

を二時間でやるのはちょっと無理あったなって。

ウルトラマンが命を賭す説得力に欠けるっていうか……

・相棒扱いの浅見(長澤まさみ)との絆を深める

・禍特隊でわちゃわちゃする

・人類って愚かだけどいいところもあるよね

最低限これくらいのシーンはほしい……。斎藤工演じる神永の生前と融合後の演じ分けがよかったのでもうちょっと見たかったれす。

特撮パートは戦ったていにして戦いをにおわせる会話でごまかして低予算TVシリーズやろうず。

 

■細かい書き込みが……好き……

本筋には関係ないけど世界観に奥行きを出すためのものが大好きなのですが、ようございました。

 

使ってるノーパソがiMacじゃなくてPanasonic(頑丈らしい)にさらにケース付きなのとか

禍特隊の電話に禍特隊の電話ですよっていう事務的なシール貼ってあったり

禍特隊のぬいぐるみがあったり

バックアップを取らせないという上の方針(すげーありそう)に暴言を吐く被害を受けた人々

顔がわれたら古巣に戻れないと嘆く公安の人

他国に配慮してオープンな場所でしか式典が開けない

 

とか……よき……

ただ宇宙人同士の会話にマルチバースって単語がいっぱい出てきたんですが……そこは漢字で造語しよ……って思いました。

エビデンスとかアジェンダとか多用したがる人みたいでちょっと……なんか……

 

■燃えてるやつ

ちゃんと調べてないのですが長澤まさみが気合を入れるために自分の尻を叩くシーンが度々大写しになっているのとスカートを下から煽る盗撮みたいなシーンが多分ダメなんでしょ……

うん……

長澤まさみ斎藤工の尻を叩くのもそこまで親しくなるエピソードがなかった。

あまり若くない人が考えたとっつきやすいおっさん系女子の失敗例みたいな悲しさはある。

通勤時スニーカー→職務中ヒールに履き替えてたけど実際その立場の人がいたら靴多分逆……スカートはかないだろうしなあ……

 

ただタイトスカート+ヒールでチェーンソー使って扉をぶち破る長澤まさみはとてもよかった……。美脚……。

 

長澤まさみ既婚者設定だったのに斎藤工とちゅーするシーン(お蔵入り)があったらしいがそれはないわー。ハリウッドか。

長澤まさみの旦那はなんか上野樹里のセキュリティ賃貸のCMの乙女旦那系で勝手に設定されている。なんか。

 

炎上箇所で作品の面白さが損なわれるわけではないが萎える人がいるのはわかるし、炎上を目にして制作側が「これはこれでいいんだよ」って開き直っちゃうといかんとおもいました。

でもチェーンソー長澤まさみはとてもよかった。

 

■スタッフロール

尺足りないけどラストシーンからエンディングに切り替わる間は好き。

エンディングテーマ流れ出したらもうちょっとボリューム上げてくれればいいのに。

どの映画も。

総監督の庵野秀明がそこそこにいたので赤字でぬってくれればいいのに。

あとなんかずっと見たことある摩砂雪の字がいつも気になる。何者なのか。

 

ここまで書いて眠いので寝ます。

売り切れてたアートワークスは買います。ピンバッジも腕章も買います。

多分スーツ着て装着して遊びます。